2016.10.03 【英語学習】単語じゃなくて繋がりを意識
どもども、Captainです。
今回は僕が英語を話す上で意識していることを紹介したいと思います。
単語は正しく発音できてるはずなのに伝わらない
単語の発音はそれなりに正しいはずなのに、相手に通じないなんてことがよくあります。その理由は単語が独立して発音されてしまって前後の音と独立してしまっているから、ネイティブやネイティブに近い英語に慣れた耳を持っている人たちにはかなり分かりにくい音になってしまっているからなんです。
分かりやすい例で言うとこんな感じです。
And when the broken-hearted people
Living in the world agree
There will be an answer, let it be
有名なThe Beatlesのlet it beの歌詞を使って説明しましょう。3行目のThere will be an answerの部分。an answerを歌う時、皆さんならどう歌いますか?
分かりやすくするためにカタカナで書いてみましょう
ゼア ウィル ビー アン アンサー?
確かに一つ一つの発音を見たら合ってます、正しいです。でもよく聴いてみてください。
ゼア ウィル ビー アナンサー
とポールは歌ってるように聞こえませんか?
実際に声に出して両方のパターンで発音してみてください。ポールの歌声に合わせて歌ってもOKです。どっちが歌いやすいですか?アン アンサーって歌いにくくないですか?つまり発音しやすくするために前後の音を繋げてしまっているんです。
もう少しレベルアップ!
As far as I know, ~.(僕の知る限りだと~)
相手の言っている事が間違っている時にNoで否定するのは簡単です。でも英語の世界では文章、言葉は長ければ長い程レベルが高いという考え方があります。またNoという短い単語はシンプルが故に非常に強い否定と受け取られます。そこでビジネスのミーティングなどではまず「No」だけは出てきません。「Not exactly.」とか「Not yet.」とか最低でも単純なNoではない受け答えになります。さらに長くするときに使える便利なのがこのフレーズ。
Not exactly. As far as I know, ~.(ちょっと違うかなー、僕が知ってる限りだと~のはずだよ)
さてこのAs far as I knowの部分ここでも前後の音の繋がりがあります。
アズ ファー アズ アイ ノウ
たぶん通じます、でももっと発音しやすくなります。
アズ ファーラズ アイ ノウ
音が繋がるのは前の単語の最後が子音(consonant)で終わって続く単語の頭が母音(vowel)の場合に起こります。この時注意して欲しいのはスペルで音がつながるのではなく、発音でつながるということです。
発音でつながる例
Your sugar
Yes, please
Won’t you come and put it down on me?
今度はMaroon5のSugarのサビで説明しましょう。PVが最高にcoolですよね?見た事ありますか?
3行目の頭の部分、動画だと1:17くらい。
ウォント ユー
とは聞こえないですよね?
ウォンチュー
と聞こえませんか?
Won’t youの最初の単語はtで終わっていますから子音で終わっています。でもスペル上だと続く単語youの頭はyつまり子音なので繋がる事はないはずです。しかしyouの発音はUと同じ。つまり発音する上では母音になるので、繋がるんです。
会話で大事なのはLiaison(つながり)
英語を話す上ではこの繋がり(liaison)は非常に重要なので、文章を読むときなど意識してみてください。英語の歌を真似て歌うなんてことをするともっと親しみやすいと思います。
日本語は全ての音が母音を持っているので、日本人ははっきりと母音込みで発音することに慣れてしまっているんですね。なので前の音とその後の音を繋げて楽をするなんて話方に慣れていないので最初は戸惑うかもしれません。というかしっかりと一単語一単語を言いにくくても発音できちゃうのでなるべくはっきりという意識からか真面目に全部発音しちゃうんですね。でももっと楽をしましょう。
英語は楽をしようとする言語
考えてみてください。want toは話言葉だとwannaによく省略されます。want toだってそんなに大変じゃないじゃないですか、それなのに短くしちゃうくらい楽をしようとする言語なんです、英語ってのは。love themがlove ‘emになっちゃう言語なんです。
歌詞を見ながら英語の曲を聴くときは注意してください。歌詞にはちゃんとした表記で書かれているのに省略系で歌っている事がよくあります。メロディラインは覚えているのに歌詞カードを見ながら歌うと何故かテンポが合わないとか、リズムに乗れないなんてときは省略形を疑ってみるといいです。
音の繋がりをマスターするには頭で考えているようではまだまだ。理解した上でパターンをひたすら聴いて自然に口からでるようにする必要があります。個人的にオススメな学習法は英語の歌を歌う事。1曲の中にはかなりのliaisonが含まれます。歌えるようになれば歌うのではなく、歌詞を朗読する時もliaisonを使って読めるはず。そうすれば文字の並びと発音が頭の中で結びついたということです。他の部分でその単語の並びが出てきてもliaisonを考慮して読めるようになっているはずです。こうやって音がつながるパターンを蓄積していっちゃいましょう!
単語単位での意思疎通から一歩進んでしっかり相手に伝えるにはliaisonを意識!
Captainでした。
See Ya!