2016.10.17 【フィリピン文化】 セブ島最大の祭 Sinulog Festival
シヌログはフィリピン全土でも有数のお祭り
どもども、Captainです。
今回はセブ島最大の宗教イベントであると同時にお祭りでもあるシヌログ(Sinulog Festival)について書きたいと思います。フィリピン全土でも五指に入るくらいの規模のお祭りなのでマニラなどからもたくさんのフィリピン人がセブにやってきます。そのおかげでホテルは通常時の2倍から3倍のお値段!
毎年1月の第三日曜日がセブ島最大の祭、Sinulogの日です。その前の週はSinulog Weekと言われ、サント・ニーニョ教会での礼拝に毎日欠かさず9日間通い続けると夢が叶うという言い伝えがあり、宗教に対して熱心なフィリピン人はかなりの人間が教会に出向きます。友達のYOLOL EnglishのTeacher Stanに教会での礼拝に連れて行ってもらいました。
この後Communion Timeというものがあり、教会の人から煎餅のような物を人々がもらうというシーンがありましたが、キリスト教徒でない僕にはどういう意味があるのかまではわかりませんでした。
礼拝は7時から1時間強続きます(1日に何回か礼拝があり夜7時からの回は最後の礼拝だそうです)、エアコンもない屋外、そしてこれだけの人、暑いです。やはり体調を崩す人は多いみたいで救護スタッフはいたるところに配置されていました。
基本的に説教(でいいのかな?)は英語で行われますが何度も途中に入る歌はほぼセブアノ語なのでまったくわかりませんっ! セブの人にとってはおなじみの歌なのでしょう、みんな一緒に歌っていました。
自分の所有するサント・ニーニョの偶像を持ってきている人が大勢いました。礼拝の終わりに聖水をかけて祝福してもらう為みたいです。中には子供にサント・ニーニョの恰好をさせている人もいました。フィリピン人は子供大好きですから、もちろん大人気。一緒に写真撮らせてと人が群がってました(笑)
Sinulogは日曜日が本番なのですが、宗教的な本番は前日の土曜日。土曜日にはProcessionという物が行われます。早朝は海上で、そして午後はサント・ニーニョ教会からセブ市内をSenyor Santo Ninoの像を載せた神輿のようなものが練り歩きます。敬虔な信者であるセブの人たちは道端でやってくるのを待ち、さらには像のあとをついて一緒に市内を歩きます。
写真だけでは伝えきれないです、この熱気はホントにすごいんです。
日曜日はセブが1年で最も熱気に包まれる日
そして日曜日がSinulogの本番。ダンスコンテストやパレードが行われますが、この日のセブの若者の興味はこれらには向いてません。そう、ストリート・パーティが彼らのメイン!
他に表現が見つからないのと、フィリピン人みんなそう言うので、ストリート・パーティと便宜上書いていますが、今年からは路上でのその手の行為は厳しく禁じられており、下の写真のようなSquare(レストランなどが集合している場所)を会場にして行っています。ここは毎年メインの会場となっている、センチュリープラザホテル前のSquare。
Sinulog Week中はセブでの挨拶は「Pit Senyor!」または「Viva Pit Senyor!」となります。意味としては「Senyor Santo Ninoのご加護がありますように」という感じでしょうか?
土曜日まではSinulogの宗教的な面を体験できます。そして日曜日は陽気なフィリピン人の最も陽気な面(クレイジーな面とも言う)を体験することができます。セブ島最大のイベントですから、もし機会があれば一度は体験してみて欲しいなと思います。あ、くれぐれも日曜日は怒っちゃダメです。何故なら「それがSinulogだから」。顔に絵の具塗られても、ビールやテキーラ、ラムをかけられても、氷をいきなり背中に入れられてもSinulogではそれが当たり前、Pit Senyor!とこちらも笑顔で応えましょう。
アルコールをさぁ飲めと言わんばかりに知らない人から手渡されたりしますが、あまり飲み過ぎないようにしましょう。きちんと「Thank you. But no thank you.」と笑顔で言えば断っても問題ありませんので。無視してしまうのは良くないです。シャイな日本人はやりがちですが海外ではマイナスポイントです。断る時もしっかりと。
会場周辺は通行止めになっているので歩いて帰る必要がありますので、あまり酔っぱらわないようにしましょう。
どうです?Sinulog参加してみたくなりましたか?(笑)
それでは、See Ya!
Captainでした。