2018.01.15 【ウソ?】音楽をやっている人は英語の上達が早い?【ホント?】
どもどもCaptainです。
セブに留学していた時に講師から聞いた話なんですが、「音楽をやっている人は上達が速い」という話がありました。
僕が歌を趣味でやっているという話をしてそこからの話題だったんですが、最近になってこういう理由があるんじゃないだろうかということを思いついたのでちょっと今回のコラムのネタにしてみようと思います。
音楽をやってると上達が速いのはなぜなのか
これは学術的な裏付けはないのですが、ネットで調べてみるとちらほらと見かけるので、あながち間違ってもいないようです。では、なぜ音楽をやっていると上達が速いのか考えてみましょう。
まず思い当たるのが英語の曲を歌ってる人の場合
これは綺麗に発音したいからオリジナルの歌を聴き込んで真似たりしている事が想像できます。実際僕もそうです。韻を踏むために正しい発音とは異なる訛ったような発音をしていることもあるし、単語動詞の繋がり(liaison)を意識したいから聞いて、聞いて、ひたすら聴いて、真似て発音する。これは語学学習でよく話題になるシャドウイングってやつに似てますね。確かに多少なりとも上達に貢献していそうです。
さらに、英会話の経験があれば、英語の抑揚のつけかたを知っているので、歌い方にも変化があります。ここは省略してしまっても大丈夫な音、これは絶対に発音しなくてはいけない音などがわかってくるので、歌の歌詞も英語が分かる人が聞いてもunderstandableなものになるんです。
僕が留学している間に、何曲か覚えて歌ったんですけど、講師に「Captainの歌はunderstandableだ」と言われたときはうれしかったですねぇ。きちんと伝わるように歌えてるんだって確信持てましたからね。
では、歌う人以外はどうでしょうか?
所謂洋楽しかも英語の音楽が好きで通勤通学時も聞いていたりすれば英語に触れる時間が日本語の音楽を聞く人よりも多くなるので、これまたアドバンテージになりそうな気がします。何故かというと、語学習得の最初の一歩は習得したい言語を聞くことだからです。赤ちゃんが言葉を覚える過程を想像してみてください。最初は話しかけられる言葉を聞くことからですよね?いきなり話し出す赤ん坊とかちょっと怖いですよね(笑)
残念ながら、自分で作詞作曲している人は英語の歌詞でもない限りは英語の上達にはあまり関係していなさそうな気がします。要するに音楽をやっている人≒ネイティブの発音をよく耳にしている人という感じではないかと。
発音だけでなく、よく出てくる単語の組み合わせなんかも無意識のうちに記憶に残っていたりするのも要因の1つではないかと思います。例えば何か文章を考えて口に出してみたとき。
あれ?なんか違和感が…
なんてことが僕はあります。そこで形容詞の順番を入れ替えてみたりして、しっくりとくる文章が出来上がる。これは正しい順序の英語をいつも耳にしているからそれとは一致しない並び方に違和感を持ってしまうんですね。でも並び方のセオリーなんてものはハッキリと覚えていないので正しい並び方になったときに、これだ!とは感じるけれどそこまでの道のりは運任せになってしまいます。
つまりネイティブの発音に頻繁に触れている人の方が上達しやすい下地が、そうでない人よりもあるということなんじゃないかというのが、僕の考えです。
英会話教材の聞くだけで話せるようになるってやつがありますけども、僕はこれだけで話せるようになるとは思ってません。ホントに語学のセンスがある人はなるかもしれませんが、ほとんどの人は無理だと思います。でも、まったく効果がないかと言えばそうではなくて、英語に触れるという部分では有効なことに間違いはないはずなので、頭の中の考え方が英語に切り替われば、リスニング力は一気に伸びるんじゃないかと。
また、この手の教材は頻出フレーズが採用されているので、前述した、間違えてたら違和感を感じる、いくつかの単語でまとめてイメージとして覚えるなんて点も効果があるのだと思います。
でも、聞き取りはできるようになっても、話すこと、アウトプットは聞くだけでは上達しないです。スピーキングは実際にアウトプットを繰り返す練習をしないとダメです。思っていることを英語でアウトプットする経験が日本人は圧倒的に不足しているので、教材を聞くだけでは上達しないんです。
音楽をやっている人っていうのは、基本的に目立ちたがりなんですね。だって人前で歌うことが好きなんですから。そういう人は物怖じせずに話しかける、話すということが出来るので、語学学習でも少し間違えてしまおうが、なんとか伝わればOKというノリで話ができるのだと思います。これも語学上達では重要な要素。とにかくアウトプットするということを実践できるという点で上達が早い理由になるんだと考えます。
まとめ
では上達するにはどういうことを心がければいいのかまとめてみましょう。
・リアルな英語に触れる機会を増やす
・間違えを恐れずにどんどん口に出す
この二つが大事!
たまたま音楽をやっている人はこの二つを満たしている人が多いので講師は、音楽をやっている人は上達が早いという印象を持ったのかもしれないですね。
それでは、See ya!
Captainでした!